さて、キャントリップを2〜3枚デッキに入れれば、土地を1枚抜いても構わない。と前回の最後の部分の結論だけを勝手に抜き出して普遍化してしまったものがゼロックス理論となる。

単純に土地20枚のデッキから土地20枚ぶっこ抜いてキャントリップを50枚ぶっこんでやったらどうなるのよ?というツッコミからこれは普遍化出来ないことが明らかだ。

ブレインストームや、ポーテント(今なら定業、思案)といった山札を3枚掘れるキャントリップカードというところを単にキャントリップと普遍化してしまうとそのカードは見做し土地ではない。

更に、デッキ内の土地枚数が20枚をきってしまうと、期待値的に≒土地という前提が崩れてしまう為、山札を3枚掘るキャントリップですら見做し土地ではなくなってきてしまう。

つまり、土地の少ないデッキにとっては、そもそも適用範囲が限定的にならざるを得ないという事になる。
次は土地の多めに入ったデッキについても検証してみよう。


今日の教訓

前提をぶっこぬいて結果だけをさも普遍的に使えるかのように語るとキャッチーかつ解りやすいが、話が独り歩きを始めた結果として、おかしな話になりやすい。マナカーブ理論みたいにただ枚数を数えるだけみたいになったら目もあてられない。

コメント

びふ
びふ
2011年7月30日10:35

ゼロックス理論真に受けてリミテッドやってました。
サーセン(>_

イッシー
2011年7月30日14:56

正確な計算方法は、キャントリップの枚数だけデッキ総枚数が少ないものとして計算する方法だと思います。
キャントリップ27枚なら、デッキ総枚数は33枚として、土地を15枚入れれば、先攻5ターン目にぴったり土地を5枚引く期待値になります。

定業、思案のように選択可能なキャントリップを使っていれば、もっと土地を削ることも可能ですけれど、序盤の選択肢が狭くなることになるので、あんまり好きじゃないですね。

ボトムデッカー
2011年7月30日15:55

イッシーさん>ガラクタならそれでいいのですが、キャントリップだとそういうわけにはいかないんです。次以降の記事でふれていますが、要するに、コストがかかるというデメリットがかなり重くのしかかってきます。それを払えるのかという部分でかなり現実的ではない結果になると思います。

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